ポケモン対戦

s21 最終550位(R1910)どくびし×黒バド

こんにちは、Kayと申します。

自分史上最も苦手なルールと言えるレギュGにてなんとか3桁に入ることができたので記録に残します。

最高最終レート1910

最終順位550位

構築経緯

レギュレーションG環境は「どうすれば勝てるか分からない」というレベルで苦しんでおり、8月29日時点で15000位ほど ……

ただ、最上位勢はしっかり勝っていることから自分の努力/分析/実力不足が目に見えており非常に苦しい状況に置かれていた。

そのような中でなんとか勝つために自分なりに環境に対する考えを書き出すと以下のようであった。

  1. 剣盾の頃と比べると環境全体の素早さ・火力ともにインフレが進んでおり、中途半端なサイクルが成立しない。
  2. 自分の実力で対面構築を組むと初手対面から試合全体を通して噛み合いが避けられないものしかできない。
  3. 物理禁伝に対する天然勢の圧力が強い。
  4. 実力の伴わない一撃必殺技は使いたくない。
  5. 4桁~の魔境環境ではまともなヤンキー的な居座り/非テラスタルが横行し、まともにケアしているこちらが損をする。正直不快。
  6. テラスタルというシステムが嫌い

上記のことから、「テラスタルを含め相手依存の択を減らす」ことを念頭にサイクルしなくて良い、ある程度立ち回りの決まった軸を握ることとした。

s20の最終50位の方の構築1が使いやすかったことから毒びし×黒バドレックスを軸とすることに。(不都合があればリンクともども削除いたします🙇‍♂)

※1キラフロル・カイリュー・黒バドの毒びし展開軸、ハバタクカミ・ガチグマ・カイリューによる対面軸、受け破壊のウーラオスを組み合わせた素晴らしい構築記事です。是非ご一読ください。

構築を使っていく中で、暁ガチグマへの打点がないことが煩わしかったことからやどりぎのタネをギガドレインやドレインキッスに変更し試行錯誤。

キラフロルに火力を必要としなかったことから、1ターンでも多く粘れるようにニードルガードを採用。

ハバタクカミの選出機会が限られていたこと、タスキバドレックスやスカーフカイオーガが重かったこと、環境に少なく考慮されにくかったことからスカーフランドロスに変更。

ホウオウいり受けサイクルやキョジオーン

が厳しかったのでウーラオスの型を身代わり剣舞型に変更。

以上で構築が完成した。

個体紹介

バドレックス(黒馬) @ たべのこし

テラスタイプ: フェアリー

特性: じんばいったい

性格: おくびょう

193(140)-94-114(108)-185-120-222(252)

アストラルビット / ドレインキッス / まもる / みがわり

禁止伝説環境最強の一角。”まもみが”でアストラルビッドの圏内に押し込む一方、TODまで仕掛けられる、ハマったときは安定行動のみで勝てる制圧能力は驚異的であった。

原案構築はノーマルテラスであったが、こだわった”げきりん”や”りゅうせいぐん”をすかすことのできるフェアリーテラスとし、ノーマルテラスへの打点ともなるドレインキッスを採用。

やどりぎのたねも強いが、ノーマルテラスやあくタイプ(オーロンゲなど)の処理速度が向上し使いやすかった。

ノーマルテラスからはずれたことで相手の黒バドレックスが重くなってしまったが、カイリューやコライドンのげきりんに対してみがわりをはって勝利した試合も多かったことから選択は自由かと考える。

カイリュー @ ゴツゴツメット

テラスタイプ: ノーマル

特性: マルチスケイル

性格: いじっぱり

197(244)-204(252)-116(4)-108-120-100

しんそく / じしん / アンコール / はねやすめ

テンプレ。キラフロルウーラオス対面ある程度安定して引くことができるというのが1つ目の強み。

マルチスケイル、先制技しんそく、アンコールによる縛り能力などプレイング次第でどこまでも強くなれる最強ポケモン。

キラフロル @ きあいのタスキ

特性: どくげしょう

性格: おくびょう

158-67-110-182(252)-101-151(252)

ニードルガード / キラースピン / マッドショット / どくびし

毒ダメを稼ぐためにニードルガードを採用。これにより相手のオオニューラのねこだましを透かしながらタスキを割る→マッドショットも毒びしも両方選べる、こだわりの可能性が高いイーユイの型確認などとプレイングの幅が広がった。

サイコキネシススカーフイーユイで破壊されすぎたこと、後発黒バドがテラスを必要としないことも多かったため、初手からテラスも切ることも考え悪テラスで採用した。

ガチグマ @ とつげきチョッキ

テラスタイプ: ほのお

特性: こんじょう

性格: いじっぱり

207(12)-211(252)-132(52)-78(172)-100-73(20)

じしん / ほのおのパンチ / ゆきなだれ / サンダーダイブ

調整はこちらの構築記事のものをお借りいたしました。

(不都合がありましたら消去いたしますのでご連絡ください🙇‍♂)

対特殊クッション。並びにどくびしムゲンダイナ破壊枠。コスモパワームゲンダイナを吹き飛ばしたのは圧巻であった。

タイプ一致打点のじしん、ハッサムなどどくびし対策に打てる炎のパンチ、ミライドンのひきさきにいるウーラオスへのサンダーダイブ、ドラゴンへのゆきなだれで自分の中では技構成が完結した。

ウーラオス(連撃) @ パンチグローブ

テラスタイプ: はがね

特性: ふかしのこぶし

性格: いじっぱり

189(108)-198(236)-141(164)-74-80-117

すいりゅうれんだ / ドレインパンチ / みがわり / つるぎのまい

キョジオーン並びにホウオウ軸を崩すために採用。採用当初、ガチグマのハイパーボイスにワンパンされないように鋼テラスを採用したことが対ゴリランダーや対ヤバソチャに生きた。

構築全体としてスカーフ黒バドが重かったことからノーマルテラスでもよかったかもしれない。

ランドロス(霊獣) @ こだわりスカーフ

テラスタイプ: ひこう

特性: いかく

性格: ようき

164-197(252)-110-112-100-157(252)

テラバースト / じしん / ねっさのだいち / とんぼがえり

剣盾時代からのシゴデキおじさん。現環境は素早さを落としたとつげきチョッキ・オボンのみ・ゴツゴツメットが主流であったので想定外の素早さから高火力を押し付けることができた。

テラスしなければ電磁波に屈さないこと、対ランドロスへもある程度優秀に立ち回れる点を特に評価。

選出頻度自体は少なかったがvsカイオーガ軸への2戦2勝に貢献するなど力を貸してくれた。

ねっさのだいちは適当に入れた技なので改善ポイント。

選出・行動目標

基本選出:キラフロル・カイリュー・バドレックス。ルナアーラやルギアにもこの選出

対ムゲンダイナ:ガチグマ@2。先に1体落としたら黒バドでTODも視野

対ホウオウ軸:ガチグマ+ウーラオス@1

対ザシアン:ランドロス@2

その他、相手の構築に応じて制圧能力が高そうと判断できればランドロスも選出に絡める。ミライドン入り・黒バドいりにはガチグマを投げることも検討。

テラパゴス軸には死ぬ気で毒びしを通す。

反省点など

レギュレーションGではあまりにも勝ち方が分からなすぎたことから、2ヶ月ほど勝つことを投げ出していました。

そのような中でも強者はなんとかして安定して勝つ方法を見つけ出しているのを目撃しつづけていました。

今回参考にさせていただいた構築も今まで自分が抱いていた不安定感を払拭させる素晴らしいもの。

結果として、自分の今までの努力/実力不足を実感するとともに、諦めずに考え続ける大切さを実感できたシーズンとなっている。

「テラスタルは”かみあい”を生む」これは正しいかもしれない。

しかしだから勝てない・つまらないと言って3桁にすら到達できないのは努力不足であったと実感した。

そんなことは上位勢と言ってもらえるくらいになってからにしよう。

4桁でくすぶっていた過去の努力不足と貧弱なプレイングは要改善項目。

強者はもっと上のステージに居る。そこまで到達してみたい。

テラスタルは嫌いだけどポケモンは好き。

テラスタル環境をもっと理解し、考えを深化するよう努めていきたい。